蜂の巣の退治・予防を適切な費用で施工!蜂の巣駆除駆けつけ隊

蜂駆除スプレー選びのポイント!おすすめ市販殺虫剤と効果的な使い方

2021.08.23

ご自宅に蜂の巣を作られてしまったとき、市販の蜂用スプレーを使って駆除できないかと考える方は多いですよね。

「殺虫剤っていろいろな種類があるけど、どれを選べばいいの?」と迷ってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。

当記事では、蜂駆除スプレーの選び方やおすすめ商品、効果的な使用方法をご紹介します。

ただし、大きな巣やスズメバチの巣など、自力駆除が難しい蜂の巣を見つけたときは無理せずプロに依頼してください。弊社では蜂の巣駆除のご相談を承っております。

この記事でわかること
  • 蜂スプレーを選ぶときにチェックするポイント
  • 殺虫効果や予防効果の高い商品
  • 蜂スプレーを使った蜂の巣駆除や予防の方法
目次

    蜂駆除スプレーの選び方

    蜂駆除に使用する殺虫スプレー(勢いよくガスが噴射されるエアゾール剤)を選ぶときは、以下の4つのポイントに注目してみてください。

    ポイント
    • 有効成分「ピレスロイド」が含まれている
    • 噴射距離が3メートル以上
    • 容量が400ミリリットル以上
    • 噴霧後に効果が持続する

    まずは、蜂に有効なピレスロイドが配合されていることを確認しましょう。「蜂用」「スズメバチ用」と表示のある商品には、さまざまなピレスロイド系の成分が入っています。

    安全に蜂の巣駆除をおこなうためには、薬剤の噴射距離や容量も重要です。巣から十分距離を取ってスプレーできるように、噴射距離が長いものを選んでください。30秒程度は連続噴霧が可能な大容量の商品が望ましいです。

    巣作り予防に使用する場合は、噴霧後に効果が持続するものを選びましょう。

    有効成分「ピレスロイド」が蜂に効く

    蜂に有効な成分は、ピレスロイド(天然ピレトリン化合物とピレトリンに似た合成化合物の総称)です。

    除虫菊」というキク科の植物に含まれる「ピレトリン」には殺虫効果があり、古くから殺虫剤や防虫剤として利用されてきました。ただし、天然成分のピレトリンは熱や光、空気などによって短時間で分解されてしまいます。

    そこで、ピレトリンに似た構造で、より殺虫力や持続力の強い化合物(合成ピレスロイド)が多数開発されてきました。

    蜂用でなくても、ピレスロイド系の成分が配合されている殺虫剤なら蜂に対しても効果はあります

    ただし、成分の種類によって速効性や致死性、残効性に違いがあり、ハエ用や蚊用の殺虫剤は蜂用より効き目が弱いことがほとんどです。また、ハエ用や蚊用はスプレーの噴射距離も短く、勢いも蜂用のように強くありません。

    なるべく殺虫剤の代用はせず、蜂の巣駆除には蜂専用のスプレーを使用しましょう。

    なお、害虫を凍結させるジェットスプレーの有効成分は冷却成分で、ピレスロイドは含まれていないため蜂駆除には使えません。

    ピレスロイドの種類

    ピレスロイド系の成分のなかでも、蜂用スプレーに配合されることの多い種類をご紹介します。

    速効性致死性が高い成分は蜂を直接退治するのに適しており、残効性(持続効果)や忌避性(嫌がって逃げる効果)が高い成分は予防目的での使用に適しています。

    成分名 特徴
    フタルスリン 速効性が非常に高く、ノックダウン効果(※)に優れている。毒性が低いため安全性も高いが、致死効果と残効性は低い。
    レスメトリン 速効性はやや弱いが、致死性が特に高い。
    シフルトリン 致死性残効性に優れている。
    モンフルオロトリン 速効性が高く、ノックダウン効果がある。
    イミプロトリン 速効性が特に高く、ゴキブリ用の殺虫剤にもよく使用される。
    ビフェントリン 速効性残効性に優れている。
    トラロメトリン 忌避性残効性が高い。
    プラレトリン 速効性が高く、ノックダウン効果と致死効果もある。
    メトフルトリン 致死性忌避性も優れている。
    フェノトリン 致死性がと残効性が特に高い。

    ノックダウン効果:薬剤がかかった害虫がすぐにひっくり返って動きを止める効果
    (参考:KINCHO「殺虫剤有効成分の概要」

    虫よけスプレーは蜂予防にはならない

    ドラッグストアなどで販売されている、蚊やブヨ、ダニなどを対象とした虫よけスプレーは蜂には効果がありません。

    前述のとおり、蜂に効くのはピレスロイド系の成分ですが、一般的な虫よけスプレーの有効成分は「ディート」や「イカリジン」です。

    ディートもイカリジンも吸血害虫の触覚に作用して吸血行動を防止する成分で、蜂を寄せ付けない効果はないのです。

    ただし、天然ハーブを原料としたスプレーなら、蜂に対しても一定の忌避効果が期待できます。

    蜂の種類によってスプレーを使い分ける

    蜂駆除スプレーには、スズメバチを対象とした商品スズメバチ以外の蜂を対象とした商品があります。

    おもな違いは有効成分で、スズメバチ用の殺虫剤には、ピレスロイド系のなかでも特に速効性や致死性に優れた成分が配合されています。

    スズメバチは他の蜂に比べて体力も攻撃力も高いため、より威力の強い専用の殺虫剤を使用するようにしましょう。

    おすすめの市販殺虫剤

    数ある市販殺虫剤のなかから、蜂用・スズメバチ用それぞれのおすすめ商品をご紹介します。

    殺虫スプレー選びのポイントである、「有効成分」「噴射距離」「容量」「予防効果の持続期間」を比較してみましょう。

    また、便利な高所用パーツや携帯用の蜂スプレーもあわせてご紹介します。

    蜂用殺虫スプレー

    ハチアブマグナムジェット(アース製薬)

    有効成分 フタルスリン、モンフルオロトリン、ビフェントリン
    最大噴射距離 12m(巣の駆除時は3~4mの距離から噴射する)
    容量 550mL(総使用時間:約45秒)
    持続期間の目安 1ヵ月
    巣作り予防の散布量 1㎡あたり約5秒

    速効性に優れたフタルスリンとモンフルオロトリン、持続性に優れたビフェントリンが配合されており、駆除にも予防にも高い効果が期待できます。


    ハチの巣を作らせない ハチ・アブ用ハンター(キンチョー)

    有効成分 シフルトリン、フタルスリン
    最大噴射距離 10m(巣の駆除時は3~4mの距離から噴射する)
    容量 510mL(総使用時間:約30秒)
    持続期間の目安 約2週間
    巣作り予防の散布量 1㎡あたり約10秒

    速効性がある一方で致死性・残効性が低いフタルスリンと、致死性・残効性に優れたシフルトリンが配合されています。予防効果の持続期間は他の商品に比べるとやや短いため、効き目が切れないようにこまめに散布し直しましょう。


    ハチ・アブ バズーカジェット(フマキラー)

    有効成分 フタルスリン、トラロメトリン
    最大噴射距離 12m(巣の駆除時は3~4mの距離から噴射する)
    容量 550mL(総使用時間:約32秒)
    持続期間の目安 4ヵ月
    巣作り予防の散布量 1㎡あたり約10秒

    持続殺虫成分のトラロメトリンが配合されており、予防効果の持続期間が特に長いです。550ミリリットルを約32秒で噴射しきってしまうほどの勢いは、蜂駆除の強力な武器になります。

    スズメバチ用殺虫スプレー

    スズメバチに特化した殺虫スプレーをご紹介します。ただし、働き蜂が誕生したスズメバチの巣の駆除は大変危険なので、蜂駆除のプロに任せてください。

    スズメバチマグナムジェット プロ (アース)

    有効成分 フタルスリン、モンフルオロトリン、イミプロトリン、ビフェントリン
    最大噴射距離 不明(巣の駆除時は3m程度の距離から噴射する)
    容量 550mL
    持続期間の目安 1ヵ月
    巣作り予防の散布量 1㎡あたり約5秒

    速効性がとても高く、ゴキブリでさえ倒してしまうイミプロトリンが配合されています。スズメバチにも高い効果を示しますが、特に凶暴な「オオスズメバチ」への使用は対象外です。


    スズメバチにも効く ハチ・アブ用ハンターZ PRO(キンチョー)

    有効成分 モンフルオロトリン、レスメトリン
    最大噴射距離 10m(巣の駆除時は3~4mの距離から噴射する)
    容量 510mL(総使用時間:約30秒)
    持続期間の目安 駆除専用で予防は対象外

    速効性に特化したモンフルオロトリンと致死効果に特化したレスメトリンが配合されており、駆除効果は抜群です。予防目的での使用には対応していないため、蜂の巣作りを防止したいときには他のスプレーを使用しましょう。


    スズメバチ バズーカジェット(フマキラー)

    有効成分 フタルスリン、シフルトリン
    最大噴射距離 12m(スズメバチの駆除時は3~4mの距離から噴射する)
    容量 550mL(総使用時間:約32秒)
    持続期間の目安 4ヵ月
    巣作り予防の散布量 1㎡あたり約10秒

    同一メーカーの蜂用商品「ハチ・アブ バズーカジェット」と比べると、持続性に特化したトラロメトリンの代わりに致死性も高いシフルトリンが配合されています。フタルスリンの効果でノックダウンしたスズメバチを確実に退治します。

    高所スプレー器

    スプレー缶を取り付けて使う、高所用のパーツも販売されています。

    エアロング 1.8m~5.4m 伸縮式高所スプレー噴射用器具

    手元のひもを引っ張るとスプレーが噴射される仕組みで、蜂の巣から十分距離をとってスプレーできるため便利です。

    ただし、高所の蜂の巣駆除は難易度が上がるため、基本的にはプロの業者に任せることをおすすめします。

    野外レジャーの護身用スプレー

    登山やハイキング、キャンプなどの野外レジャーに出かける際には、携帯用の蜂スプレーを用意しておくと安心です。

    蜂と遭遇すると慌ててしまいますが、安全を確保しつつ駆除効果を発揮させるために、スプレーは風上から風下に向かって噴霧することを意識してください。

    以下の2つの商品はどちらも護身用のスプレーで、蜂の巣駆除には使用できません

    ハチにおそわれたらシューして逃げるスプレー(バルサン)

    有効成分 フタルスリン、シフェノトリン
    最大噴射距離 3m
    容量 100mL(総使用時間:約10秒)
    適用害虫 アシナガバチ等

    商品名のとおり、蜂から逃げるためのスプレーです。襲ってくる蜂に向かって全量を連続噴霧し、蜂がひるんでいる隙に素早く逃げましょう。


    スーパースズメバチジェット 携帯用(イカリ消毒)

    有効成分 プラレトリン
    最大噴射距離 不明
    容量 180mL
    適用害虫 スズメバチ、アシナガバチ、クマバチ、ミツバチ、アブ、ブユ

    スズメバチにも効くように作られた携帯用の蜂駆除剤です。襲ってくる蜂に対して、十分に薬剤を吹きかけてください。

    蜂用スプレーの効果的な使い方

    蜂用スプレーを使った駆除や予防の方法をご紹介します。

    ただし、商品ごとに性能や特性に違いがあるため、推奨される使用方法(噴射距離や噴射時間など)が異なる場合があります。必ず商品の説明書きを読んで、メーカーの指示にしたがって使用してください

    また、大理石や自動車の塗装、植物など噴霧できない素材や場所もあるため、使用上の注意をよく確認しましょう。

    小さい蜂の巣をスプレーで駆除する

    スプレーを使ってスズメバチやアシナガバチの巣を駆除したいときは、まずは自分で駆除できる巣か確認してください。以下の条件にすべて当てはまるときには、自力駆除も可能です。

    • 巣の大きさが15センチメートル以下
    • 巣を見つけた時期が4~5月
    • 巣にいる成虫が女王蜂1匹だけ
    • 低所の開放空間に作られた巣

    働き蜂が誕生していないこと、巣が作業しやすい場所にあることが確認できたら、以下の手順で駆除します。蜂の活動が鈍る日没後に厚手の長袖服や手袋、帽子、保護メガネなどを着用しておこないましょう。

    蜂スプレーを使った駆除手順
    1. スプレーの射程距離に入るように静かに巣に近付く
    2. 巣の中の女王蜂に向かってスプレーを風上から連続噴射する
    3. 蜂が完全に動かなくなったら、巣と蜂をごみ袋に入れて処分する
    4. 巣のあった場所と周辺に忌避効果のある蜂スプレーを散布する

    殺虫スプレーは、途中で切れてしまわないように未使用のものを用意してください。蜂を一撃で仕留められなかったときのために、予備にもう1本準備しておくと安心です。

    蜂用のスプレーの多くは噴射威力が強く設計されており、射程距離は巣から約3~4メートルです。10~20秒程度しっかりと薬剤を吹き付けて蜂を退治します。

    巣の撤去後には忌避性や残効性のある蜂スプレーを散布して、蜂の巣の再発を防ぎましょう。

    蜂の巣作りをスプレーで防止する

    「毎年蜂の巣を作られる」「巣を撤去したけどまだ蜂がうろついている」という場合には、忌避性や残効性のある殺虫スプレーで予防をおこないましょう。

    「蜂の巣を作らせない」「巣作り阻止」などの文言が書かれた商品は、忌避性や残効性の高い有効成分が配合されています。

    蜂の巣を作られやすい玄関や軒下、ベランダなどに、スプレーした箇所がぬれるくらいの量をたっぷりと噴霧します。以前蜂の巣を作られた場所は重点的に対策をおこなってください。

    殺虫剤は水がかかると有効成分が流れてしまうため、雨が降ったあとには吹きかけ直しましょう。

    蜂スプレーは屋内では使わない

    強力噴射の蜂用スプレーは、必ず屋外で使用してください。

    屋内で使用すると噴霧した場所が汚れるだけでなく、充満した薬剤を吸い込むことで健康被害が引き起こされるおそれもあります。

    蜂駆除スプレーの主成分であるピレスロイドは、ほ乳類の体内に入っても少量ならすぐに分解されて排出されます。そのため、人体にとっては安全性の高い物質とされていますが、大量に吸い込んでしまえば話は別です。

    まれにピレスロイド中毒重篤なノドのはれなどの症状が発生するケースもあるため、室内はもちろん、屋根裏や床下、風通しの悪い場所での使用も避けてください。
    (参考:MSDマニュアル家庭版「殺虫剤中毒」日本赤十字社 徳島赤十字病院「ピレスロイドによる咽喉頭浮腫の1例」

    まとめ

    蜂駆除スプレー選びのポイント
    • 有効成分「ピレスロイド」が含まれている
    • 噴射距離が3メートル以上
    • 容量が400ミリリットル以上
    • 噴霧後に効果が持続する

    蜂の巣駆除を安全におこなうためには、蜂と十分距離を取ってスプレーを噴射する必要があります。

    殺虫剤を選ぶ際には、有効成分ピレスロイドが含まれていることはもちろんですが、スプレーの射程距離や容量も忘れずに確認してください。

    予防効果の持続期間も商品ごとに違うため、説明書きをよく読んで適宜吹きかけ直しましょう。

    なお、大きな巣や蜂が何匹もいる巣、高所や閉所に作られた巣の駆除は、蜂駆除業者に任せることをおすすめします。蜂被害でお困りなら、ぜひ弊社にご相談ください。

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